日本には全国各地に桜の名所があり、
そのどれもが一見する価値のあるものばかりです。

例えば富士山をバックに桜を楽しむことができるスポット。

また、菜の花など他の花とコラボレーションすることで、
桜の花がより一層色鮮やかに演出されるスポット。

というような感じで桜1つで様々な楽しみ方をすることができます。


そういった名所と呼ばれる桜のスポットの中でも、
特に美しい桜の名所をまとめた「日本三大桜」というものがあります。

・青森県の弘前公園
・長野県の高遠城址公園
・奈良県の吉野山公園

これらがその名所に当たります。


長野県にある日本三大桜と言われる名所である高遠城址公園はどこなのか?
またどういった感じの名所なのでしょうか?






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◆長野県にある日本三大桜と言われる名所はどこ?



長野県の高遠城址公園




・アクセス

中央自動車道を利用した場合。

諏訪インターから国道152号で約50分
伊那インターから国道361号で約30分


ここでは毎年4月1日から4月30日まで「高遠城址公園さくら祭り」が
開催されています。

そのためこの時期の伊那インターでは、かなりの渋滞です。


・交通機関でのアクセスの場合

JR飯田線の伊那市駅もしくは伊那北駅で降ります。
そこからバスで約25分となります。

高遠駅というバス停で降りて歩いて約15分で着きます。




・入場料

桜の時期は入園料もあり一人500円。


楽旅ノートより高遠城址公園さくら祭り情報>>>





◆高遠城址公園の桜について






長野県の高遠城址公園の桜は、
”天下第一の桜”の異名をもつ「タカトオコヒガンザクラ」
という固有種の桜が約1500本ほど植えられています。

そして、公園内にあるこの桜の木は長野県の天然記念物にも認定されています。

満開の時期になると公園中が可憐なピンク色に染まり、
その美しい景色を一目見ようと全国からたくさんの観光客が訪れます。

そのため、桜の季節になると周辺道路は大変混雑します。

桜の見ごろはおおよそ4月の中旬から下旬ころです。
公園には多くのの屋台も出店されていますからそれもまた祭の味わいです。


また、高遠城址公園は名前であるお城からも分かるように歴史のある公園です。

かつてこの地に建っていた高遠城。

そこでは武田信玄の五男である仁科五郎盛信と
織田信長の長男である信忠が戦いを繰り広げ、壮絶な死を遂げたとされています。


明治8年の廃藩置県の際に城は取り壊され、
その跡地に現在の公園が作られました。

ちょうどこの頃に旧高遠藩の藩士たちが桜の馬場から公園に、
桜を移植したことがきっかけで現在のような桜の名所になりました。


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◆最後に



タカトオコヒガンザクラは長野県原産の種の桜です。
ですが、実は東京都内でも見ることができます。

東京都世田谷区にある都立蘆花恒春園には、
15本のタカトオコヒガンザクラの木が植えられています。

これは、平成9年3月に高遠町の好意で公園に寄付されたものであり、
植樹してから現在まで地域住民や地元の小学生によって大切に育てられています。

こちらは長野県よりも早く3月下旬から4月の初旬頃に見ごろを迎えます。

つまり、1シーズンに東京都と長野県で2回、
タカトオコヒガンザクラを楽しむことができるのです。


季節は違いますが紅葉の鑑賞スポットとしても有名なんですよ。



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