初詣に行くと縁起物として「おみくじ」「御札」とかあります。
そんな縁起物のひとつとして破魔矢、破魔弓があります。
破魔矢と破魔弓の違いってなんだろう?
それぞれどのような意味や目的があるのでしょうか?
◆破魔矢と破魔弓の違いってなんだろう?
破魔矢と破魔弓の違いは「使う人の違い」です。
・「使う人の違い」とはどういうことか?
破魔弓と破魔矢はどちらも邪気を払い好運を射止める縁起物です。
破魔矢を破魔弓で射ることで邪気を浄化します。
しかし、破魔弓は神主など邪気を払う力を持った人が使うものです。
そして矢は払う能力のない者でも使えるものなのです。
・それは、どういうことか?
そもそも「破魔弓」とはどのような役割があるかといえば、
破魔弓で破魔矢を射ることにより初めて悪魔を退治する効力があります。
そして破魔弓は神主など悪魔を退治する能力を有する者が使用できます。
ですから、まず神主が破魔弓を持ち方向と力と気を定めて構えるのです。
破魔矢を持っている人は悪魔に対して矢を突きつけることで射たとされるのです。
だから初詣などでは破魔矢のみが売られているのをよく目にするのです。
◆どのような意味や目的があるのでしょうか?
破魔弓や破魔矢の意味や目的としては、
「邪気払い」
「魔除け」
となります。
目的としては、
「初正月のお祝い」
「初詣の縁起物」
「新築する時の上棟式に使われる」
などがあります。
昔から弓には悪魔を追い払力があると思われていました。
破魔矢と破魔弓の漢字をみると、魔を破る矢と弓となっています。
そういった意味があるので、
男の子がすくすくと育つようにと初正月の祝いとして贈られるのです。
また魔除けということもあり新年に玄関に祀れば、
一年の災難を除け幸運を呼ぶ縁起物として初詣などでも授与されます。
新築のときには鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てます。
◆初正月のお祝いとして
破魔弓や破魔矢を利用する時期は「初正月のお祝い」になります。
つまり、男の子が生まれて初めて正月を迎える時のことです。
お店で売られているガラスケース入りのものは、
破魔矢と破魔弓をセットにして売られているのが基本です。
では、これは誰が購入するかと言えば、
基本的には祖父母が購入することになっています。
ですが、祖父母がいない時や購入予定がない場合に関しては、
親が直接購入しても問題ないでしょう。
もちろん、お金だけ渡されて好きなものを買ってこいと言われ、
購入するパターンもあります。
いずれにしても特にきちんとした決まり等はありません。