甘じょっぱくて美味しいタレのかかったみたらし団子。
くし団子の中でも、みたらし団子は、
もっともポピュラーであり、いろんなお店でよく見かけます。
ところでみたらし団子を買って食べ歩きしていて、ふと思ったのですが、
みたらし団子の「みたらし」ってどういう意味なのか?
「みたらし」という響きから想像すると、
「甘じょっぱいタレ」のイメージがしますが、実際はどうなのか?
私もですが友達も知らない。。。
いったい「みたらし」とはどういう意味なのか?
◆みたらし団子のみたらしの意味ってなに?
みたらし団子のみたらしの意味は、
「みたらし祭りで売られていた」団子という意味です。
「みたらし祭りで売られていた」団子ってどういうことなんだろう?
◆「みたらし祭りで売られていた」団子ってどういうこと?
「みたらし」は漢字で書くと「御手洗」になり、
ここだけ読むと「おてあらい」と読みたくなってしまいます。
友達いわく「昔の人がトイレで食べていたから御手洗団子になった」
なんてテキトーに言っていましたが、そんなことはないと思うが否定できない私。
そこで、この漢字の「御手洗」を辞書で調べると、
・みたらし団子の略
・神社などで参拝前に手や口を洗い清める場所
・御手洗川の略
とあります。
実は御手洗川に「みたらし」につながるヒントがありました。
御手洗川を調べてみると京都市左京区にある下鴨神社が出てきます。
下鴨神社では毎年夏になるとみたらし祭りがおこなわれています。
なんとお祭りは平安時代から続く由緒ある祭りです。
この下鴨神社の境内で売られていた食べ物が、くしに刺して焼いた団子でした。
くしに刺して焼いた団子は、
のちに名物となって、みたらし団子と呼ばれるようになったのです。
ですから、みたらしの意味は団子にかかっているタレのことではありません。
「みたらし祭りで売られていた」団子という意味なんです。
◆みたらし団子の個数について
下鴨神社や一般的なみたらし団子は、串に団子が5個差してあるスタイルです。
なぜ5個なのか?
それには逸話がり、後醍醐天皇が御手洗池で水を掬おうとした時に、
5つの泡が現れた事が由来となっています。
もう一つは5個は人間を表していて、一つは頭で4つは体を意味してるという説。
これに対して、関東では4個がメジャーなようです。
理由としては今で言う5円玉みたいな4文銭(1枚で4文に通用した銭)があり。
団子1個が一文として、4文銭1枚でちょうど団子串1本ということからだそうです。
3個タイプの物も見たことがありますが理由はわかりませんでした。