秋になると、木々が緑から黄色や赤、オレンジに移り行き色鮮やかになります。
紅葉などがその最も代表たるものですよね。
しかし、通勤途中や休日に出かけたときなど柿を目にしませんか?
柿も夏には緑色だった実が秋から冬にかけてオレンジ色へと変化します。
そんな柿は秋の代表的な果物です。
時期的に口にすることも多くなる柿の栄養素や効果ってどうなんだろう?
◆ビタミンC
柿には大量のビタミンCが含まれています。
食べれば抗酸化作用などの効果が働いて、美容にも良い影響を与えます。
またコラーゲンの生成を促しながら肌荒れを防止するために働く性質があります。
免疫力も強化されます。
柿のビタミンCにおいては、必要量としては大人は100mg。
ですから一日1個半で十分なくらいです。
また、柿の葉っぱにはビタミンCが多く含まれています。
そのため柿の葉の部分を煎じて飲む柿の葉茶なんかが有名ですよね。
しかも柿の葉のビタミンCは緑茶の20倍、みかんの30倍。
じゃぁ柿の実を食べるより。。。いいじゃん。。。
となりそうですが、柿の実はビタミンCだけではありませんからね。
ちなみに柿の葉は殺菌効果もありますから、
有名なものとして奈良県などの柿の葉すしなどがあります。
柿の葉すしは柿の葉を使うことで長持ちをさせているんですね。
◆カロテン
色素成分の一種では、カロテンが多く含まれていることに注目できます。
カロテンは体内ではビタミンAに変化します。
このビタミンAは粘膜を補修するために働く性質があります。
そのため、乾燥の影響を受けやすい時期にも役立ちます。
このカロテンはビタミンCとの相性も良く、免疫力を強化するために協力します。
・季節的にも適した食べ物
柿は漢方的には肺にも良いとされており、咳止めとして使われてきました。
こうしてみると、冬にかけて多くなるのが風邪ですよね。
その風邪に対する効果として柿は良いということになります。
不思議なのもので風邪を引きやすくなる時期に実る柿。
その時期に食べることで風邪を予防できるというのも面白いですよね。
◆食物繊維
栄養素の中で豊富なものとしては食物繊維があります。
食物繊維は便秘予防や腸内環境にとって役立つとしてよく知られています。
さらに柿の食物繊維はペクチンとも呼ばれるものです。
身近なもので言えばジャムとかのとろみがペクチンです。
干し柿なんかトロッとしていますが、あれがペクチンの作用です。
さてそのペクチンはどんな効果があるのでしょう?
ペクチンを摂取することで糖質の吸収を緩やかにするなどの効果が働いて、
肥満のリスクも軽減させます。