年賀状や手紙、メールなどにおいて、よく使ってしまうフレーズとして
「益々のご活躍を~」といった締めくくりがありあます。
このフレーズに関してなんですけど、
年配者や上司、先生などといった目上の方にに対しては、
使用してはいけないのでしょうか?
例えば。。。
・益々のご活躍を期待しております
◆「期待しております」はいいのか?
「期待しております」という期待についてなんですけど、
この言葉は目上の人に対して失礼なのかというと。。。
受け取る相手の取り方で大きく変わる言葉です。
期待しているのは言葉を贈る側が求めているというニュアンスがあります。
ですから友達や同僚や部下といった関係ならば良いのですが、
目上の方に期待していますというのは、やはりあからさまなのでしょう。
では?どのように言い換えるべきなのか?
「期待しております」ではなく「お祈りしています」
祈るというのは言葉を贈る側のみの思いであり、見返りがないと感じます。
ですから年配者や上司、先生などといった目上の方にに対しては、
やはり「お祈りしています」のほうが良いといえます。
・楽しみにしています
「楽しみにしています」という言葉についても同じです。
求める意味合いが感じられます。
◆頑張って欲しいという素直な気持ち
「益々のご活躍を~」という言葉には目上の人であろうと、
友達や年下であろうと、頑張って欲しいという素直な激励の気持ちがあります。
しかし、それを頑張ってくだいとそのままの言葉で上司にいうのはマナー違反。
その気持を置き換えた言葉が
「益々のご活躍をお祈りしています」となるのです。
◆応援しています
応援するという言葉も、やはり上から目線的な要素があります。
しかし。。。「応援しています」という言葉に
「陰ながら応援しています」と付け加えることですごく控えめに感じますよね。
陰ながら応援していますとなれば、
目上の人に使用しても差し支えなさそうです。
◆最後に
言葉というものは難しくて、
本来の気落ちを上手く表現したつもりでも、
受け取る相手の取りかたで変わってしまいますから、ホントに難しいです。
益々のご活躍の使い方はこの言葉に続く言葉でかなり違ってきます。
「益々のご活躍を期待しております」
「益々のご活躍をお祈りしています」
どちらも丁寧な表現には違いないのですけど、
「期待していますよ」という上から目線的な感じがあるとダメなのですね。
やはり頑張って欲しい気持ちを目上の人に伝えるのは、
「お祈りしています」ということばが一番無難だと思います。