勝負事などの縁起物としての人気がある「だるま」
学校の受験や、野球などの試合や選挙などのときに良く見かけますよね。
普通「だるま」といえば赤く塗られているのですが、
これにはきちんとした理由があります。
その理由とは、昔から赤という色は火や血の色であり特別な力を持っていて、
災いを防いでくれる魔除けの効果があると考えられているからです。
とはいえ最近では、
赤い「だるま」だけではなく、いろいろな色の「だるま」が作られてきて、
多くの人に親しまれるものになってきています。
さてそんなだるまですけど、
だるまの目入れって右 左どちらから?またタイミングはいつなのでしょう?
◆だるまの目に目入れする意味とは?
だるまは、人々の願いを叶えてくれる縁起物とされています。
お店などで購入したばかりのだるまは目が入っていません。
これは、願掛けの意味を込めて、
祈願をする時はだるまの片方の目に目入れをします。
目入れをすることでだるまを開眼させ、
これを行うことによって命を吹き込んだものとされます。
このような意味があるので、
目入れを行うときはしっかりと願いを込めながら気持ちを集中して、
目を書き入れるようにしなければなりません。
そして、受験に合格したときや、野球などの試合で勝ったときや、
または選挙戦で勝利をして当選したときなど、
願いが叶ったときにもう片方の目に目入れをするのです。
この目入れは、何もない目玉に目を書き入れるのではなく、
心の中の目が開眼したことや、魂が入ったことを表現したものとされています。
◆だるまの目入れはいつ頃入れたら良いのか?
だるまの目入れはいつ頃入れたら良いのかですが、
実は目入れの時期については特別に決まった日にちなどはありません。
ですから新年の初詣で購入したときに目を書き入れる人もいたり、
受験などの大切な日に書き入れる人もいます。
特に決まりもなどは無いので、
願いごとをするときであればいつでも目を書き入れて良いのです。
◆左右どちらから目を書き入れれば良いのか?
ここで気になってしまうのが、
左右どちらから目を書き入れれば良いのかということです。
だるまに目を書き入れる順番は、
最初に左目を書き入れ、願いごとが叶ったら右目を書き入れます。
ここで間違えやすいのが、右目、左目というのはだるまから見た向きになります。
ですので、最初は向かって右目から書き入れ、
願いごとが叶ったら向かって左目に書き入れるようにします。
左目を書き入れることを開眼と言い、
右目を書き入れ両目を完成させることを満願と言います。