薬の種類はたくさんありますが、どの薬にも必ず何らかの副作用はあります。
薬とは違いもありますが、
副作用のリスクがあるのは予防接種も同じです。
子供がインフルエンザの予防接種後に発熱などがある場合というのは
インフルエンザの副作用で熱が出たのでしょうか?
またその場合どのように対処すべきなのか?
目次
◆副作用による発熱とその対処について
インフルエンザの予防接種の副作用として、
接種してから24から48時間以内に発熱が起こることがあると場合があります。
もしも副作用が出ても大抵は数日で回復に向かいます。
2~3日までには下がり、咳とか鼻水とか発熱以外の症状は見られません。
もし不安であるならば受診した方が安心ですよ。
・何度くらいの熱になるの?
インフルエンザの場合、発熱は39度を超える熱になるのですけれど、
副作用で発熱した場合は38度くらいでそれ以上はほとんど上がることはありません。
・予防接種でインフルエンザになるの?
予防接種はインフルエンザウイルスを
害のないよう改良したものを体内に注入して抵抗力を養います。
そのため、
多少なりとも体に負担はかかりますが、
予防接種でインフルエンザに感染する事はありません。
◆副作用があるかもしれない予防接種をなぜする必要があるのか?
インフルエンザのタイプにより症状も異なりますがインフルエンザの特徴は高熱が出る事。
ごく普通の風邪を弾いても熱が出る事はありますが、
インフルエンザの場合は38度以上の高熱が続きますから全身に症状が出て体力を消耗します。
インフルエンザに感染すれば大人でも辛い思いをします。
大人でも辛い症状は子供にとってはさらに辛さも増してしまいますよね。
子供の場合は、
免疫力や病気に対する抵抗力も低く感染すると症状が重篤化しやすいため、
予防が可能ならば、しておいたほうがいいとされているのです。
予防接種を受ければ100パーセント感染しないという事ではありませんが、
感染する可能性はあっても、症状の重篤化は予防できます。
実際、
子供にインフルエンザの予防接種を受けさせておくと、
感染しても症状が軽く済んだというケースはたくさんあります。
◆どのような副作用が出るのかを知っておこう
万一感染した場合は症状の重篤化を防げますが、
インフルエンザの予防接種自体の副作用がある事も忘れてはいけません。
ただし薬や予防接種の副作用は個人差が大きく全ての人が同じ症状とは限りません。
インフルエンザの予防接種を受けた子供でも、
全く何の問題もなく日常生活を送っている子もいれば、
何らかの副作用が出てしまう事もあるのです。
しかしインフルエンザの予防接種は副作用がゼロという保証もありませんから、
念のためどのような副作用が出るのかを知っておくと役立ちます。
インフルエンザの予防接種後に置きやすい副作用としては、
大きく分けて2つのパターンがあります。
①注射をした箇所やその周辺だけ起こる副作用
②全身に症状が出る副作用
注射をした箇所やその周辺に起こる場合、
腫れ、かゆみ、熱を持つ、硬くなる、痺れや痛みが出る事があります。
これらの副作用は比較的早く現れますので、心配な場合は少し待ってから帰宅しましょう。
全身に出る症状では、
発熱、頭痛や吐き気、悪寒や倦怠感、めまい、関節痛や筋肉痛などがあります。
◆まとめ
インフルエンザの予防接種が原因の発熱の場合
発熱は2~3日以内に下がります。
しかし心配である場合は予防接種をお願いした病院で診察をうけましょう。