毎日使うお風呂場は、家族全員が体をきれいにする場所です。
ですから、きれいな状態を維持しておきたいところです。
しかしお風呂では、水やお湯を使います。
また、体の汚れを洗い落とすため石鹸を使ったりします。
ですからお風呂場は汚れやすく、
水回りですから湿気が多くカビが生えやすい場所ともいえます。
最近いろいろな汚れには重曹が良いとあちこちで目にします。
では、こういったお風呂の汚れやカビを落とす掃除なんですが、
重曹をどうやって使えばいいのでしょう?
◆まずお風呂の汚れにはどのようなものがあるのか?
まずお風呂の汚れの種類を見てみましょう。
一つ目に湯垢や水垢が挙げられます。
これらの垢は水道水に含まれるケイ酸などが次第に堆積したものです。
放っておくとしつこい汚れになってしまいます。
お風呂場の鏡であったり、ステンレスの白っぽい部分などがそうです。
そして石鹸や体の脂肪(皮脂)や水道水に含まれるカルシウムなどが、
むすびつくことで発生し付着する汚れが石鹸カスや皮脂汚れです。
石鹸カスや皮脂汚れは、浴槽のふちや風呂桶、
また体を洗うことで泡が飛びますから浴室全体にも発生します。
そしてカビです。
床や壁、タイルの目地などについた黒ずみの正体がカビです。
湿度も高く栄養分(皮脂)が豊富なお風呂場は、
そのままにしておくことで、一番厄介なものとなります。
まとめると。。。
・湯垢、水垢 ・・・アルカリ性
・石鹸皮脂汚れ・・・酸性
・カビ ・・・微酸性
・石鹸皮脂汚れ・・・酸性
・カビ ・・・微酸性
重曹は中性に近いアルカリ性となります。
つまり、これらの汚れのうち「酸性」の汚れである、
石鹸カスや皮脂汚れを落とすために有効なものが重曹なのです。
◆重曹でのお風呂場の掃除ってどうやって使う?
浴槽の汚れは皮脂や汗が流れ出たものです。
つまり酸性の汚れがほとんどです。
その酸性の汚れには、アルカリ性の重曹が効果的です。
まず普段の掃除としては、
重曹水をスプレーしてスポンジで、こすり洗いを行いましょう。
◆重曹水はどうやって作るのか?
重曹水を作る際には、
1リットルのぬるま湯に重曹を大さじ4杯入れて水溶液を作ります。
普段の掃除でも使うことができ、水溶液であれば流すのも簡単です。
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◆汚れがしつこい場合について
石鹸カスがこびりついて重曹水だけではなかなか落ちない場合、
クエン酸を使い、その上から重曹をふりかけることで汚れが浮き上がります。
・なぜクエン酸なのか?
石鹸カスや皮脂汚れは酸性なのですが、
体を洗うことにより水道水に含まれるケイ酸も混ざることになります。
また石鹸自体も弱アルカリ性です。
そうなると、単純に酸性とも言えません、アルカリ性でもあります。
そのため軽度に付着した場合は重曹でもOKですが、
頑固になるとクエン酸を先に使うことできれいに落とせるというわけです。
また、ハードな汚れにはペースト状にして使いましょう。
特にタイルの目地などにはペーストが効果的です。
汚れに合わせて使い分けて効果的に掃除を行いましょう。
◆カビには有効なのか?
カビが小さなうちであれば除去することができます。
というのも重曹の大きな効果として研磨作用が挙げられます。
ですからカビの場合は小さいうちに、
重曹をそのままふりかけてスポンジでこすり洗いをしましょう。
その後、重曹をしっかり水で落として乾いたタオルで水分をふき取ると、
キレイにすることができます。
ただカビは弱酸性とはいえ生き物になります。
ですからカビの種類によっては重曹くらいではやられないという事もあります。
また根が生えて強力になればやはりちょっとやそっとじゃなくなりません。
だから、強力なカビキラーなどの洗剤が存在しているのです。