雨は誰にとっても憂鬱なものです。
それは洗濯できない、しても乾かない、服や体が濡れるなどといった、
うんざりすることばかりとは限りません。
ときには頭痛を呼び起こすことがあり、
人によっては深刻な問題となったりするケースがあるんです。
こうした現象は、以前は迷信のように考えられていました。
ですが、現在では確たる原因があることが判明しています。
そこで。。。雨の日に頭痛いのって原因はどうしてなのでしょう?
◆雨の日に頭痛いのって原因は?
通常では高気圧であれば晴れ、低気圧でしたら曇った天気や雨となります。
ですから雨が降っているときは気圧が下がっているものです。
そして、この低気圧こそが、頭痛を引き起こしている原因なのです。
・なぜ低気圧が頭痛の原因なの?
気圧とは押す力のことです。
雨と共に気圧が低下すると、体にかかる圧力が緩みます。
つまり、体を押す力が弱くなります。
この状態というのは図で示すとこうなります。

ですから低気圧になると血管が緩んでいき、膨張していくことになります。
中でも脳の血管が膨らむと、
複雑に入り組んだ周囲の神経にも触れてしまいます。
これが頭痛の引き金となり、脈打つような痛みをもたらしてしまうのです。
他の原因としては、気圧と同時に、血圧も下がってしまうことがあげられます。
それは血行不良の間接的な原因となり、
血の巡りが悪くなった体は緊張した状態になり、強張るものです。
同時に交感神経も乱れていきますから、変調をきたしやすくなります。
このように、雨が与える影響は決して軽視できません。
長く続いてしまうと、
それだけ頭痛のリスクも高まってしまうため、注意が必要です。
◆ではどう対処していけばいいのだろう?
人間の力では、原因を根こそぎ排除するようなことはできないので、
対処療法的な行動が求められます。
まず、鎮痛剤は早めに飲んでおいたほうが、症状の緩和がスムーズです。
雨が降ることを察知できたのであれば、迅速な行動を心がけていきましょう。
また、最近ではスマートフォン向けの頭痛対策のアプリも存在します。
気圧の低下を予測して、注意を呼びかけてくれますので、たいへん便利です。
たとえばこんなのがあります。
App Store>>>
Google Play>>>
こうした日頃からの準備が、いざというときに役立ってくれます。
同じ原因でも個人差がある以上、自分の体調を整えておくのも有効です。
とくに睡眠不足や暴飲暴食、過度なストレスを改善しなければ、
不調から逃れることはできません。
雨で頭痛が起きるときは、生活習慣の見直しから実施していきましょう。