現在では削り節が多く出回ってきており、
簡単に封を開ければ鰹節が利用できるようになっています。

かつてはどこの家庭でも鰹節削り器がありました。
私の家にはなかったのですが、おじいちゃんの家にはありました。

ですから鰹節といえば削りたてを使用していたものでした。

そういえば。。。鰹節って削っていくと小さくなります。
鰹節の残りって、どうしていたんだろう?

小さくなったら捨てるのだろうか?
それとも、どのように活用すればいいのだろう?


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◆小さくなったら捨てるのだろうか?



鰹節の残りですが、捨てません。


・なぜ捨てないのか?

生のカツオは魚の中でも高タンパクな食材であり、
25パーセントのタンパク質が含まれていると言われています。

そのカツオを乾燥発酵させた鰹節では、
更にタンパク質の含有量が増えて77パーセントにも及びます。

その他にも鰹節には、
 
ビタミンD、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、
葉酸、パントテン酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
リン、マグネシウム、セレン、ビオチン、鉄、亜鉛、銅、
9種類の必須アミノ酸、かつおぶしペプチド、イノシン酸等々
ビタミンに加えて豊富なミネラル、
人体では生成できない9種類の必須アミノ酸というように
実に豊富な栄養素を含んでいます。

この栄養豊富な食材を捨ててしまうのは、もったいないからです。


◆どのように活用すればいいのだろうか?



鰹節の姿を残して食べるか、わからないくらいに小さくして出汁にするか、
鰹節の残りの活用方法はアイデア次第。

例えば活用法としては、
 
・出汁パック
・そのまま食べる
・ベジブロスとして活かす
・ふりかけ
などがあります。

まず削った残りは砕きます。
そして出汁パックみたいに、お茶の袋などに入れて出汁をとるのがよいです。

また、ある程度の大きさに砕いたものを、そのままおでんや鍋に入れます。
すると出汁がでるはもちろんですが、鰹節もそのまま食べれるのが楽しいです。

最近注目を集めているものにベジブロスというものがあります。
野菜の種や皮、実など何でも入れてゆっくり煮出した野菜の出汁です。

ショウガやネギなどが入っていれば味や風味のアクセントになります。
玉ねぎの皮も入れます。野菜の栄養は多くは皮の部分にあるとも言われ、
入っている野菜によって味も風味も変わって新しい発見もあるのです。

私はその中に鰹節を入れます。

このベジブロスはみそ汁やスープなど様々な料理にも活用でき、
調味料を加えることで料理が変わっていきます。

鰹節入りのベジブロスはみそ汁にはもってこいの組み合わせなのです。


ミルがあるなら粉にして出汁にするとか、ふりかけにするのも一つの方法。

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