年齢に関係なく男性の三人に一人が男性型脱毛症に悩んでいるといいます。
多くの悩める人が入るように、
育毛剤もかなりの種類が発売されています。
しかし。。。この育毛剤って、
実際に試してみないことにはその効果というものはわかりません。
すべて試そうと思うと、かなりの出費となります。
世の中に出回っている育毛剤においては効果がないのでしょうか?
目次
◆育毛剤は効果がない?!
一般的に売られている育毛剤の多くは、
・血流を良くする
・余剰の皮脂を取り除く
・毛母細胞を活発化する
・男性ホルモンの働きを抑える
といった目的で作られています。
例えば血流を良くするということなんですけど、
髪の毛も栄養を貰うことで育ちます。
その栄養は血液を通しておくられるものとなりますから、
血流が悪いと栄養が行き届かないということです。
その血行をよくする目的でつくられているのが育毛剤の一つです。
血行が良くない=男性型脱毛症
ではありません。
「血行が良くないのも理由の一つですよ」という意味です。
他の余剰の皮脂を取り除くも同じことで、
いろんな理由がある中の一つの理由に着目して製造されたのが多くの育毛剤です。
だから使用してみても思ったほど効果が感じられないとなるのです。
◆日本皮膚科学会が認めている育毛剤とは
数ある育毛剤の中でも日本皮膚科学会が認めているものがあります。
それが
・ミノキシジル
・プロペシア
・ミノキシジルについて
そもそも髪の毛の作られる部分は、
・毛乳頭
・毛母細胞
ミノキシジルにおいては、
血管を拡張する効果があることにより頭部の肌の毛細血管を拡張して、
血の流れを活性化させ毛乳頭に栄養素が供給されるのをサポートします。
さらにミノキシジルは、
毛母細胞に対しても働きかけることで髪の育成を活発化させます。
・ミノキシジルの有効なAGAのパターンとは
AGAにはパターンがありまして、
・生え際から後退していくMタイプ
・頭頂部から薄くなるOタイプ
先に述べたような働きがあるミノキシジルは、
頭頂部から薄くなるタイプに高い効果を発揮するのです。
もちろん生え際から後退していくMタイプにも効果がないとはいえません。
このように日本皮膚科学会では、
ミノキシジルの発毛の有効性について根拠があるとして、
5%ミノキシジル外用液を外用療法の薬として提案しています。
ちなみに市販されている「リアップ X5」にはミノキシジルが含まれています。
・プロペシアについて
ミノキシジルが外用薬なのに対して、
プロペシアは飲み薬として効果的だと提案されています。
男性型脱毛症の原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)といわれていまして、
このジヒドロテストステロンはテストステロンが変換されてできるのです。
つまり、この変換を阻止することができれば脱毛が回避できることになります。
プロペシアの成分であるフィナステリドは、
テストステロンがジヒドロテストステロンに置き換えられるのを
防ぐ効果があるのです。
・プロペシアの注意点
ただプロペシアは市販薬ではありません。
ですからドラッグストアではなく病院で医師の診断と処方が必要なのです。
また年齢制限もあり20歳を超えていなくてはならず、
また男性に限られてもいます。
育毛効果があるのではなく、
抜け毛を防ぎ進行をストップし、
現在の状態をキープしたりするのが主な効果となります。
◆最後に
これらの有効であるといわれる育毛剤においても、
ただそれだけを使用すれば育毛効果があるというのは、
やはりごく一部の人だと思います。
つまりは食事や生活環境の改善から必要になってくることなので
綜合的な取り組みが必要だと感じます。
また個人では限界がありますから、
十分な治療実績を持っているクリニックで、
専門的な診断を行なってもらう事がポイントとなります。