牛や豚などの骨付き肉のことをスペアリブといいます。
一見調理が難しそうに見えるスペアリブですが、
実際に作ってみると意外と簡単なことがわかります。
値段も比較的安いことから、家での調理にも最適で、
見た目が華やかで豪勢に見えるので、
パーティーでの料理やお客様をもてなすときの料理にもぴったりのです。
スペアリブをおいしく作るためには、ちょっとしたコツがあります。
ひと手間かけるだけで、ぐっとおいしくなるのです。
しかしながら。。。
いざ完成したスペアリブを食べようと言う段階において、
スペアリブの中身に赤いままのところが残っているのを目にした時、
そのまま食べてしまってもいいのだろうか?
食中毒にはならないのだろうかと不安になったりしますよね?
実際大丈夫なのでしょうか?
◆スペアリブの中身が赤いのは大丈夫なの?
できあがったスペアリブを食べてみたときに中身に赤い部分がある場合、
食べても大丈夫なのか?
また食中毒などが心配になる人もいるでしょう。
・どうして赤いままなのか?
スペアリブの肉の中心部分に赤みが残るのは加熱不足によるものではありません。
特に骨のまわりが赤い場合には、髄液の可能性が高いでしょう。
というのも骨の中には髄液が備えられています。
髄液と言いますのは、血液を作り出す材料とされているものなのです。
ですので色が赤いというわけです。
そして、その赤い髄液というのは、
スペアリブのような骨付き肉を調理する際に骨から外に出てくるのです。
しかし、この髄液なんですが、
よく加熱したとしても赤いままの色が残るものです。
また加熱がゆっくりとすすんだ場合、血中の色素が変色することなく残ります。
そのため見た目が生っぽく血が付いたように見えるのです。
食中毒などを防ぐためには、
芯の温度が75度で1分加熱させれば大丈夫といわれています。
ですから髄液はは高温で加熱しておきさえすれば食べても心配はありません。
ローストビーフや鶏肉などがその例となるでしょう。
しっかりと加熱してあれば、中身が赤くても大丈夫なのです。
ちなみにこの髄液が旨味のもとでもありますから、
骨付き肉は美味しいと言われているのです。
◆しっかりと火を通すコツについて
まず焼いて作るスペアリブの場合には、
きっちりと切り目を入れておき、
骨の表面にある薄い皮もしっかりと切っておきましょう。
こうすることで調理した後もかたくなりにくく、
食べる時も切り目が入っていることで食べやすいといえます。
煮込んで作るスペアリブの場合には、最初のステップが肝心になってきます。
お肉を入れる前に、
鍋に少量の水を入れ、生のにんにくを2片入れておきましょう。
にんにくを入れるだけで、お肉が柔らかくなり、味が浸透しやすくなるのです。
またこのお肉を煮たスープもとてもいい味になります。
そして味がよくしみこむように半日以上漬け込み、
焼く前には常温にしておきます。
常温にしておくことで、均一に火を通すことができるのです。