花粉症の季節になると、鼻水や鼻づまりなどで毎日憂鬱な日が続きます。
この花粉症、従来は大人に多く見られる症状だったのですけど、
幼い子供たちの花粉症においても年を経るごとに増加しています。
大人でも辛い花粉症。。。
幼い子供たちには素早く対応措置をしてあげたいものです。
そんな花粉症ですが幼い子供たちの場合は大人と症状が違ってきます。
その特徴としては
・くしゃみが少ない
・鼻詰まり
・粘度のある鼻水
・目の痒み
といった感じです。
今回特に子供の多い症状として、
何度も何度も目元をこすったり、
充血や目の周りの腫れなどもよくみられる、
目に対する対処法としての目薬のお話です。
目次
◆目薬ってどういったものがあるの?
目薬の種類には、
・アレルギーに対する目薬
・ヒスタミンに対する目薬
・ステロイド系目薬
このように大きく分けて3つあります。
・アレルギーに対する目薬
まずアレルギーに対する目薬ですが、
ザジテン、リザベンなどがありますが、
これらの特徴はヒスタミンの発生を抑えることですから、
その効果を実感できるのは差し始めて2週間くらいたった頃になります。
つまり弱点は即効性がないという点です。
・ヒスタミンに対する目薬
リボスチン、レボカバスチン、パタノールといった目薬は、
ヒスタミンに直接働きかけ、その作用を抑えてくれます。
ですからその分アレルギーに対する目薬よりも即効性があります。
即効性がある分弱点としては持続性にかける事。
・ステロイド系目薬
フルメトロン、オドメールなどのステロイド系の目薬は、
上記の「アレルギーに対する目薬」や、
「ヒスタミンに対する目薬」が効かない場合に使用されます。
ステロイドの効果はすごく高いのですけど、
その分副作用があります。
ですからこちらはお医者さんのいう用法容量は特に守る必要があります。
◆花粉症は何科で見てもらう?
花粉症の疑いがあるならば、
まずはお医者さんに診てもらうのが一番です。
花粉症の場合何科の病院かといいますと「耳鼻科」ですが、
目に限って言うならば先に眼科に行ってください。
花粉症の場合まず目に症状が現れた場合でも、
いずれ鼻詰まりや鼻水といった症状も出てきます。
他にも内科、小児科でも大丈夫です。
なぜ医者に見せたほうが良いのかというと、
花粉症でない場合もあるからです。
アデノウイルスや結膜炎とか他のアレルギーだとか、
自己判断はできませんからね。
そうして適切な目薬を処方してもらいましょう。
◆市販の目薬について
アルガード こどもクリアなどがありますが、
子供用としてあるのは市販薬のみで、
お医者さんで処方される目薬には子供用も大人用も同じです。
ですから市販されている花粉症対策の目薬なら子供用と書いてなくとも
問題はありません。
しかし。。。ではなぜ?子供用と書かれているのか?
それは大人用の目薬には効いてる感がでるようクール感があったりして、
子供にとっては沁みる感じがするのです。
そのような余計なものが入っていないソフトな差し心地が子供用なんです。
ですから大人用でも大丈夫なのですが、
心配ならば、やはり耳鼻科に行くことをオススメします。
◆最後に
薬と平行して目のセルフケアも大事です。
・目を洗う
薬はお医者さんの言うとおりにするとしても、
自分でできることもあるはず。
マスク、メガネはもちろんですけど、
目が痒い場合って目を洗ってもいいのだろうか?
目を洗うのはありなのですが、
できれば目の成分と同じ液体で洗うと目に優しいです。
水道水はやはり目の成分とは違いますから目によくありません。
もし水で洗うならば目の周りや顔などにしましょう。
・目を休める
花粉症で敏感になっている目にはかなりの負担があります。
そのため、スマホやテレビなどで、
あまり目を酷使せずに十分な睡眠をとりましょう。
・タオルで目を冷やす
目が痒い場合でも掻いてしまうのは良くありませんよね。
そんな時はタオルを冷たい水に濡らして、目を冷やすとすっきりします。