d7bcb377fa1a667982b0fcb1631ac371_s



1度くらいは、ご覧になった事があると思いますが、
水引とは封筒などについている飾り紐のことです。

水引においては紐の色や本数、結び方ひとつひとつに意味合いを持っています。

ですから、紐の本数や色、結び方など用途に応じて使い分けが必要であり、

間違えて使用すると、マナー違反にあたり
大変失礼になってしまうケースがあります。


中でも水引の結び方には注意が必要です。


その結び方としては大きく分けて3つほどあります。

・あわび結び(あわじ結び)・・・一度切りで二度と繰り返さないように
・結び切り・・・一度切りで二度と繰り返さないように
・花結び・・・何度も繰り返したい


こうしてみると。。。

あわび結び(あわじ結び)と結び切りは意味合いが同じですよね?


これら2つは、

どう違うのでしょうか?

同じものなのでしょうか?






スポンサーリンク

◆結びきりとあわび結びについて



結論としては、結び方は違うが同じ使い方をします。


・意味合いは同じ



結びきりとは、いわゆる固結びで解けない結び方のことです。

これと同じく、あわび結び(あわじ結び)も解けない結び方です。

一度結ぶとほどくことができませんから、
意味合い的には一回で良ですよという願いが込められています。

ですから使われる場面としては結婚式や葬式などです。

何回もあっては困りますからね。


・結び方が違う



112659


musubi


図のように結びきりとあわび結びについては結び方が違うだけで、
どちらも解けない結びになっています。


・歴史の違い



あわび結び(あわじ結び)は明治以降に考えだされた結び方で
かつては箸袋なんかに用いられる結び方でした。

また、あわび結びは「飾り」のきっかけになったといえます。




・あわび結びとあわじ結びの呼び名について



あわび結びとは由来ははっきりしていませんが、
結び目がアワビに似ているということからきているといわれています。

あわじ(淡路)結びとは、
鳴門海峡の渦潮の姿ににているからと伝えられています。


・京都での違い


あわじ結び(あわび結び)は、
京都においては、どのような場合(結婚式、出産祝い)でもこの結び方です。

京都では結びに込められた意味合いは関係なく、
ただ単に結び切りや花結びを使うことがないからです。


ただ色分けにより区別します。

結婚式は金と銀。
その他の御祝やお見舞などは赤と白。
不祝儀は黄白。
仏教とは異なる宗教では不祝儀は双銀か黒白になります。



◆最後に



このようにあわび(あわじ)結びと結びきりとを
使い分けるということはありません。

一般的には、結びに意味合いがあるため、

結婚式やお葬式などの場合にあわび(あわじ)結びと結びきりを使います。


スポンサーリンク
関連記事
おすすめの記事