室内というのは、エアコンで温度管理をしていることが多いので、
どうしても空気が乾燥しやすくなります。
これを防ぐために
加湿器を導入するご家庭も増えていますが、
家の湿度をうまくコントロールするには置き場所が重要です。
加湿器の設置場所によって、
効率よく湿度を保てるかどうかが決まるので、
本体のスペックはもちろんですが設置場所もしっかり検討しておきましょう。
◆加湿器の最適な設置場所
加湿器の最適な設置場所といえば、エアコンの下(真下ではなく少し前より)です。
なぜなら加湿器は湿った蒸気が出てくるものなので、
エアコンの風により部屋全体に拡散してくれるからです。
◆エアコンがない場合の設置方法
加湿器の蒸気は上下に広がるのではなく、
水平方向に広がるという性質があり、空気よりも重いため下に沈んでいきます。
ですので吹き抜けの場所に置く場合には、
低いところに置かないようにして、
安全を確認した上で床から70cmから100cmぐらい離して設置しましょう。
また、周りにごちゃごちゃと物が置かれている場所だと、
結露がついてしまったりカビたりしてしまうので注意してください。
部屋の中央などできるだけ周りに何もない環境に設置してください。
ちなみに、換気扇の近くに置いてしまうと、
水蒸気がどんどん排気されてしまい湿度が上がりません。
これでは加湿器の意味がなくなるので、
換気扇からできるだけ離れたところに設置するのが鉄則です。
◆加湿器の必要性
日本は湿度が高いと言われますが、
昨今の温暖化の影響や緑の消滅などにより空気が乾燥しやすくなっています。
さらに家の中は、冷暖房によって
快適な状態を保てるように設定してあるのが一般的なので、
湿度が低くなりがちです。
湿度が低いと空気がサラッとして気持ちはいいのですが、
目や肌が乾燥したり、ウイルスが発生したり、
粘膜の乾燥によって
ウイルスやホコリが体内に入り込んでアレルギー症状が起こることもあります。
特に冬は空気の乾燥によって風邪を引きやすくなるので、
お子さんがいる家庭などでは加湿器は必需品とも言えるでしょう。
また、
湿度が高くなると体感温度が上がるので、加湿器をつけることで暖房費を節約できます。
このように、
加湿器は健康面でも経済面でもメリットがあるので、
現代の家庭には必需品とも言える家電製品になるのですね。