社会人になり、お中元やお歳暮を贈りあうようになった人も多いでしょう。
ところでお中元とお歳暮には、どんな違いがあるのでしょうか?
お世話になった人に送る感謝の気持ち。
これは分かっていますが、
厳密な違いを理解している人はあまり多くないでしょう。
今回は知っているようで知らないお中元とお歳暮の違いを紹介していきます。
・お中元とお歳暮の違い
お中元とお歳暮は時期以外にも考え方の違いがあります。
まず、この2つはそれぞれ決まった意味が隠されています。
お中元は半年間の感謝の気持ちと相手への健康を気遣う意味があり、
お歳暮には一年間の感謝の気持ちと翌年へのお付き合いの意味が込められています。
感謝の気持ちという意味では、
お中元もお歳暮も同じ意味が込められていますが、
感謝するまでの時期や翌年までのお付き合いへの意味が違ってきます。
そういった点で、お中元は重視しないけどお歳暮は重視する人も出てきます。
これはお歳暮がお中元と違って、
翌年のお付き合いへの意味合いが込められているからでしょう。
実際に金額もお中元よりお歳暮のほうが高めに設定されています。
ビジネスシーンで使う場合もあるのでお中元とお歳暮の違いは覚えておきましょう。
・贈る物も違ってくるお中元とお歳暮
お中元とお歳暮では贈る品物も違ってきます。
半年間の感謝の意味が込められているお中元は夏場に贈るのが定番です。
夏場を健康に乗り切る意味合いが込められているお中元は、
夏を涼しく過ごせる食べ物が好まれます。
お中元の具体例として、
ビールやジュース、そうめん、水羊羹や冷たいゼリーなどが当てはまります。
こうしたものなら夏場にもらって好まれますし長期保存も可能なものが多いです。
食欲が落ちる夏もこれなら食べて、元気に過ごせそうですね。
お歳暮ですが、内容は一気に変わります。
ハムやソーセージの詰め合わせ、
新鮮なお肉やフルーツ、海の幸、ビールなどがお歳暮で好まれるようです。
値段もお中元に比べて一気に高まります。
これはお歳暮が一年間の感謝の印と
来年へのお付き合いへの意味合いが込められているためです。
お歳暮の人気商品の共通点として、
正月に親戚が集まるときに皆で楽しめる少し高い商品が多いようです。
・まとめ
感謝の気持ちを送りあうのは同じお中元とお歳暮ですが、
中身に込められた意味は若干違いがあります。
・半年間の感謝と健康を気遣う
・一年間の感謝と翌年のお付き合い
・贈る品物
・値段
知っていると、いろいろとタメになるでしょう。
お中元やお歳暮の贈り物を選ぶときの参考にすれば、
もっといい品物を選べるかもしれませんね。