在学中ですと親戚関係以外ではあまりありませんが、
卒業後もしくは就職後から少しずつ増えていくのが友達・同僚の結婚式です。
学校を卒業してすぐでしたら、
マナーについての知識不足もあまり気にはなりません。
しかし、一定期間社会人として生活した後ですと話は変わってきます。
特に結婚式というのは、いろいろな人が招待されています。
あなたは、そのうちの一人でありマナーをもってふるまわなければなりません。
もし、あなたがマナーを知らないと当然みんなと違うことになりますから、
良くない印象、マナー知らずとして目立ってしまいます。
また、結婚式に招待する新郎新婦などは当然自分たちの事ですし、
両家の家族が関係してきます。
そのため来賓への失礼がないようにと、かなり気を使っています。
ですから招待した相手の些細な失礼などはとても目につきやすいものです。
まず、結婚式の入り口となるのが、新郎新婦より送られてくる招待状です。
結婚式の招待状の返信の書き方はどのようにすればいいのでしょう?
◆招待状の返信は早いほうがいいの?
招待状が届けられたら早急に返信することがマナーです。
招待状は招待する側としては、
できるだけ早めに教えてほしいという思いがあります。
なぜなら。。。
招待客の参加もしくは不参加によって、
用意しなくてはならない料理や式に関係する準備に変更が生じます。
そのため結婚式に出席できるかどうかについては、
なるべく早い段階で知ることで慌てずにすみ、準備も容易になりるからです。
早めに送られてくるものですから、
招待される側にとって少し先の予定となります。
スケジュールなど未定のものなども考慮しつつ考えますから、
多少返信に時間がかかる場合もあります。
とはいえ相手の事を考えると、早めに返信したいものです。
返事の期間としてはできれば2~3日中、遅くとも1週間以内がベスト。
◆返信の書き方について
早く返信すれば良いというだけのものではありません。
返信にもきちんと礼儀があります。
必ず、招待状に同封してある返信用のはがきで送付しましょう。
返事は早いほうがいいだろうということで、
事前にメールやライン、電話などで伝えることは思いやりのように感じますが、
それで済ますのはマナー違反となります。
返信用のはがきには、
御出席
御欠席
御住所
御芳名
という感じで丁重な言い回しで書かれています。



御出席、御欠席は、自分の選択しない方は全て二重線で消します。
選択する方も御は二重線で消します。
出席、欠席は○で囲みます。
御住所、御芳名についても御という部分は二重線で消します。
御芳名の場合は芳まで消してください。
宛名部分は「行」を二重線で消し「様」と書きましょう。
まず、最低限すべきことは以上です。
◆できればした方が良いこと
できればした方が良いことには、筆ペン、筆による書き入れです。
しかし、文字が苦手であったり、
筆字が得意ではないという場合もありますよね。
そういった時はボールペンで書き入れても間違いではありません。
但し、心をこめて丁寧に書き入れましょう。
止めや、はね、はらいにまで気を配れば充分です。
最後にはがきにはスペースがあります。
招待していただいた方との関係性で、
このスペースにお祝いの言葉を加えてもそれは失礼なことにはなりません。