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子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥という具合に、
多くの人が子どもの頃に干支の順番を覚えたと思います。

しかし、その理由や由来まで、
覚えている人または知っているという人は少ないです。


なぜこのような理由になったのでしょうか?

その理由は、この12種類の動物達にまつわる物語があるからです。






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◆干支の順番の物語



<補足>

①子>鼠
②丑>牛
③寅>虎
④卯>兎
⑤辰>龍
⑥巳>蛇
⑦午>馬
⑧未>羊
⑨申>猿
⑩酉>鳥
⑪戌>犬
⑫亥>猪



昔、神様が、1月1日の元旦の朝に挨拶に来た先着12番目までの動物に、
毎年交代でリーダーになってもらい、仕事をしてもらう、と言いました。

すると、歩くのが遅いと自覚している牛は、
どうしても1位になりたくて前日の夜から出発する事にします。

なんとこの時、恐らく牛はフライングで出発するだろうと予想していた鼠が、
牛に気づかれないようにこっそり牛の背中に乗っかりました。

そうして、そのまま歩くことなく一緒に出発をしたのです。


そして翌日になり日が明けました。

前日から出発した甲斐があって、
牛が1番先に神様の元まで辿り着こうとしています。

しかし、牛が神様の前に着く直前で鼠が牛に背中から飛び降りました。
その結果、牛より先に神様に挨拶をしてしまうのです。


ことことから、干支の1番は鼠、2番が牛なのです。




◆鼠、牛と続き他の動物達はどうでしょう?



そして、他の動物達はどうなったのでしょう?


虎は神様の話を噂で聞いたので半信半疑でしたが、
本当だった時に上位に入っていないと恥をかくと思い、
疑いながらも参加をして3番になります。

兎はみんなが休憩をしている間も、
ぴょんぴょんと地道に進んでいた事から4番になります。

龍と蛇の到着は同時だったのですが、蛇が龍に順番を譲ったとされています。


これは、龍が修行を積んで空を飛べるようになったことを、
蛇が尊敬していたからだとされます。

その為、龍が5番、蛇が6番になります。

そして、この後に馬が7番、と羊が8番と続きます。


昔から犬猿の仲と言われている猿と犬。

その猿と犬の喧嘩の仲裁を鳥がしたということから、
猿が9番、鳥が10番、犬が11番になります。


12番目の猪は、実は一番最初に到着をしていたのです。

ところが、猪突猛進の言葉通り、
真っ直ぐにしか走る事が出来ない事から神様の所を通り過ぎてしまうのです。

結果、挨拶が最後になったとされています。


もちろん他にも諸説ありますが、

このように、それぞれの動物達の習性や特徴から、
今の干支の順番が出来たとされています。


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◆なぜ干支は子なのどの漢字を用いるのか?



12匹の動物に使われている漢字は、
今現在私達が使用している漢字とは違っていますよね。


今の漢字で表すと、

①子>鼠
②丑>牛
③寅>虎
④卯>兎
⑤辰>龍
⑥巳>蛇
⑦午>馬
⑧未>羊
⑨申>猿
⑩酉>鳥
⑪戌>犬
⑫亥>猪

となっています。


なぜ干支は子なのどの漢字を用いるのか?

本来は十二支は順番を示すものとなっていて動物とは無関係だったのです。
それが後に各動物に当てはめられました。

その理由としては、
十二支を覚えのが簡単になるようにと誰もが知っている動物にしたのです。



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