家族や親戚が亡くなり、喪中になってお正月を迎える人もいます。
そんな喪中の正月は、
どこまで控えたらいいのか分からず困っている人もいるでしょう。
年賀状を出したり受け取ってはいけないのはわかるけど。。。
喪中でも初詣に行って、お守りを買っていいのだろうか?
◆喪中に初詣がダメな理由
喪中は、故人を偲び悲しみを共有し慎ましく過ごすことで、
期間が明けたら通常の暮らしに戻ることを指します。
もっと詳しく説明すると
『なくなった人の近親者が一定期間、
旅行や社交的な行動を避け慎ましく生活し故人をしのぶ』
これが喪中の定義になり初詣がダメな理由となります。
喪中は亡くなった人との関係により期間が異なります。
一般的に喪中は、
親や配偶者の場合、50日で服間は13ヶ月と言われています。
地域や習慣によって差があるので、喪中の人はきちんと確認しておきましょう。
◆喪中の場合は絶対に初詣に行ってはいけないのでしょうか?
喪中は故人を偲び、
お祝い事を制限する時期なので、
結婚式やお祝い事への出席は控えることが一般的です。
正月の場合は初詣を控え、慎ましく過ごすのが一般的と言われています。
では、喪中は絶対に初詣に行ってはいけないのでしょうか?
喪中の期間中はたしかに初詣に行かないほうがいいですが、これは神社の話です。
お寺に初詣に行くのは問題ありません。
神社とお寺では『死』に対する宗教観に違いがあり、
喪中の人でも初詣に行くのは問題ないのです。
仏教が根本であるお寺は喪中という概念がありません。
喪中であってもお寺に行けば新年のお願いや気持ちを引き締めることが可能です。
初詣と同じようにお守りの購入もお寺であれば喪中の人でも問題ありません。
お寺の参拝と同時に購入するのであれば、喪中の人もお守りを購入できます。
◆まとめ
このように、実は喪中でも初詣に行き、お守りを買うこともできます。
ただし、これは1つの宗教上の考え方です。
その地域や習慣によっては、
喪中でお寺に行くのを良く思っていない人がいるかもしれません。
喪中でもお寺に初詣にいけるという考え方はそれほど一般的ではないからです。
人によっては非常識と言われる可能性も出てきます。
お寺に初詣に行き、近所の関係が悪くなっては意味がありません。
そうした点で、昼間に行くのではなく、
夕方や夜にお寺にひっそりと行くようにするといいでしょう。
しきたりの厳しい家や地域では喪中の場合、正月の外出も難しくなります。
そうした場所はあまりないですが、喪中なので目立つ行動を正月には控える。
こういう慎ましい気持ちが大事なのかもしれません。