最近はおしゃれなカフェに行くと、
必ずパンケーキがメニューにのっていたりしますよね。
パンケーキって見た感じホットケーキと同じような気がするんですけど、
実際の所どうなんでしょう?
パンケーキとホットケーキの違いはあるのでしょうか?
◆厳密な違いはない?!
パンケーキとホットケーキは形や材料などにおいては同じだといえます。
どちらも小麦粉や卵、牛乳、砂糖などを使用します。
そして、それら使って混ぜ合わせて円形に焼いたお菓子です。
どちらもフライパンに生地を流し焼いて膨らませて作ります。
そこにおいて、厳密な違いはありません。
◆海外においてはどうなの?
海外では特に区別がありません。
むしろホットケーキでは通じない地域のほうが多いんです。
パンケーキと呼ぶことのほうが一般的です。
パンケーキの「パン」とおいう言葉は、
フライパンなどののような底が平らになっている鍋のことを指しているのです。
フライパンなどの鍋全般で焼いたケーキのことをパンケーキというのです。
そのため、海外から見れば、小麦粉と卵、牛乳を使って、
フライパンで焼けばなんでもパンケーキになります。
◆日本でのざっくりとした違いについて
海外においてはパンケーキというくくりしかありませんが、
日本においてはホットケーキともいわれています。
というのもパンケーキを日本に披露する時に食事として紹介したのではなく、
デザートとして紹介されたことによります。
そこにホットケーキとパンケーキの違いがるといえばあるのです。
そのざっくりとした違いとは
・甘さ
・厚み
の2つの違いがあるといえます。
◆甘さの違い
甘さの違いとはなんでしょう?
日本においては、ホットケーキと比較すると、
パンケーキのほうが甘さが控えめになっていることが多いです。
なぜならパンケーキは食事向きになっていることが多いからです。
おしゃれなカフェなどでのパンケーキのプレートセットなどを注文すると、
ベーコンやスクランブルエッグなどと一緒に食べることができます。
このように、食事として食べるパンケーキには、
牛乳の代わりに水で代用することがあっても砂糖は入れないことが多いです。
そのため、デザートとして食べる際には、
フルーツや生クリームなどトッピングが豊富になっています。
これに対して、ホットケーキのほうはと言えば、
メープルシロップやはちみつなどをかけて、
おやつやデザート向きとして食べるものと区別されていることがあります。
◆厚みの違い
人によっては、厚みのあるものがホットケーキ、
厚みがなく薄いものがパンケーキと区別していることがあります。
食事として食べるパンケーキの場合には間にベーコンや卵をはさみます。
それに対してデザートとして食べるホットケーキにおいては、
それ自体単品で食べることになります。
ホットケーキのみで満足感を出すために厚みが必要なのです。
そのためホットケーキに関しては膨らみをだすために、
材料のひとつとしてベーキングパウダーを加えます。
◆最後に
厚みのあるホットケーキを作るためには、
ミックス粉に加える卵を卵白と卵黄にわけます。
卵白はメレンゲ上にホイップしてから加えることで厚みが作りやすくなります。
さらに、ミックス粉を一度ふるいにかけておき、
材料を混ぜるときにはざっくりと混ぜるようにすることがポイントです。
なぜなら、混ぜすぎてしまうとミックス粉に含まれている、
ベーキングパウダーの膨らます成分が抜けてしまいます。
そうなるとホットケーキの厚みができにくくなります。
このように、作りかたにも若干違いがあるのは、
ホットケーキが日本でのみ独り歩きして独自のスタイルになったのです。
とはいえ、ホットケーキにいろんなものを載せて、
パンケーキと同じように出しているお店もたくさんあります。
ですからパンケーキとホットけには厳密な違いはないとなっちゃいます。