葬儀に参列するときに、
遺族の方にどんな言葉を掛ければいいのか詳しく知らない方は多いですよね。
よく使う「お悔やみ申し上げます」と「ご愁傷様です」についても、
違いがよくわからなくて、実際に、どう使えばいいか悩んでしまいますね。
なかなか、いまさら人には質問しづらいという事でもあります。
またこういった経験は頻繁にあるものでもありませんから、
どうしたらいいのかわからないなんてこともよくある話です。
お悔やみ申し上げますとご愁傷様ですの違いってあるの?
◆それぞれの意味とは?
お悔やみ申し上げますの「お悔やみ」は大辞林には、
①くやむこと。後悔
②人の死を惜しみ、残った人に慰めの言葉をかけること。また、その言葉。
と書かれています。
ご愁傷様ですの「ご愁傷様」は大辞林には、
①「愁傷」は「悲しむ」という意味。
「ご愁傷様」は不幸があった人に、
「お気の毒さまです」という意味を込めて言う文言。「御愁傷様」とも書く。
と書かれています。
意味としては、どちらも遺族に掛ける言葉で間違いはないということですね。
◆違いをあえて言うならば。。。
「お悔やみ申し上げます」
「ご愁傷様です」
これら2つは、どちらも遺族に対する言葉です。
しかし、実際に参列するのではなく弔電などを送る場合においては、
ご愁傷様ですという言葉よりも、
お悔やみ申し上げますという方を使うのが一般的です。
つまり、ご愁傷様ですの方は、文の中に書くのではなく口語だということですね。
◆結論としては、どのように使用するの?
「お悔やみ申し上げます」
「ご愁傷様です」
これら2つの言葉においては基本的にはそれくらいしか違いはありません。
あえて違いを分けるならば文中と口語に分けられるということです。
ですから、それぞれにあまり違いはないので場合によっては、
「この度はまことにご愁傷様でした。お悔やみ申し上げます」などと言う感じで、
つなげて言うこともできます。
結論としては遺族の方に声を掛ける場合は悩んだりせずに、
どちらかをそのまま言うようにするといいですね。
どちらもこういった場合の定型の言葉だと言えます。
凝った言い方をしようとして、別の言い方を考えたりすると、
逆に失礼なことを言ってしまうことになりかねません。
遺族の方も返答に困ってしまい、迷惑になってしまいます。
ですので、ひねった言い方をするのはやめた方が無難です。
◆最後に
「お悔やみ申し上げます」と「ご愁傷様です」には、
それほど違いはないことがわかりましたね。
しかし、意味を知って使っているのと知らないで使っているのとでは、
大きく差があります。
意味が分からず本当に使っていいのか悩みながらではなく、
きちんと意味を知って、心からの言葉を掛けたいものですね。