お土産屋さんで「根付」と書いてあり、売られていたのがストラップ。

根付という文字をみてもイメージが湧きません。
しかし、ストラップとなると、なるほどと思います。

しかし、ストラップと表示せずに根付という表示があるということは、
根付とストラップは違うんだろうか?

それともストラップなのか?

また根付とはどういう意味があるんだろうか?


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◆根付はストラップと違うのか?



私は根付と聞いても、ストラップとの違いが分からなかったり、
どんな意味があったりするのかよくわかりませんでした。

むしろ、知らない人の方が多いのかもしれません。

根付とは本来は着物の帯から紐でぶら下げている飾りとして利用している、
アクセサリーになります。

・ではストラップと同じなのか?

実は、ストラップは紐そのもののことであり、
根付は紐に付けるアクセサリーです。

本来はパーツとして別のものだったんですね。

私が考えていたストラップは紐を含めた飾りまで全部のことだと思っていました。
しかし現在、ストラップといえば紐を含めた飾りまででも含めた総称で通じます。

根付は古くからの歴史がありまして、携帯電話が普及したこともあり、
根付を多く見られて、たくさんの方が付けられていました。

時代とともに携帯電話からスマホに変わりストラップも少なくなりました。

現在では紐であるストラップ部分がなく、
直接アクセサリーのみを付ける方も多くいまして、
この場合は紐はないのでストラップではなく、根付そのものと言えるのです。


◆根付の使いかたは今と同じだった?



古くから利用されている根付ですが使い方はストラップと似ています。

着物を着用すると帯周りは、がっちりと固定されています。
この部分に根付を付けることで、
ひらひらと揺れて可愛くも見えますし華やかに映ります。

帯飾りとしても着物ショップで販売されていることもありますが、
そのなかの一種に根付も含まれています。

室町時代から存在していたと言われており一般の方に普及したのが江戸時代です。


もともとの使い方として古くは帯に挟んだものが落ちないように、
ストッパーとしての実用的に使われ方をしていたのです。

江戸時代に贅沢を禁止する奢侈禁止令(しゃしきんしれい)などが出されました。

華やかな着物を着用できない時に小物でお洒落さをアピールしようと、
アクセサリーとして発展したのです。

このように古い時代から存在したアイテムであり、
着物を着用した時に華やかになるように利用されていました。

現在でもストラップと同じ感覚で色んなところにつけて利用される方が多く、
和風のアクセサリーなのです。


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◆マナーとして付けてはいけない場面



オシャレといえど時(time)、所(place)、場合(occasion)に応じた、
方法・態度・服装等の使い分けといったTPOの問題があります。

ですからマナーとして付けてはいけない場面もあります。

例えば、お茶の席では揺れてうるさかったり道具に触れたりする場合があります。

また礼装の時も帯には扇子などを入れますから、
そこに根付も入れておくと落とす可能性もあるからです。

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