水戸偕楽園は、茨城県水戸市にある日本庭園です。
その認知度としては岡山市の後楽園と金沢市の兼六園と並んで、
日本三名園の一つとして知られています。
水戸偕楽園は歴史も古く、天保13年(1842年)に、
水戸藩第9代藩主徳川斉昭(とくがわ なりあき)によって造園されました。
徳川斉昭は、領内の民と偕(とも)に楽しむ場を造りたいという思いから、
千波湖に臨む七面山を切り開いたのです。
◆水戸の偕楽園の梅まつり
水戸偕楽園には四季折々に様々なイベントが行われています。
例えば2月20日から3月末日まで行われる水戸の梅まつり。
この梅まつりには、全国からたくさんの方が見物に訪れます。
水戸の梅まつりは、春の先駆けの行事としてすっかり定着しています。
平成29年ですと、2月18日(土)~3月31日(金)の期間。
その梅まつり期間においては毎週日曜日は観梅デ-となっています。
観梅デー(日曜日)においては園内で野点茶会や野外琴などの会が行われます。
ですから大変込み合います。
もちろん土曜日も日曜日と同じように混雑しています。
また偕楽園と対の施設として作られた弘道館は、
偕楽園とは違った趣があり、静かに梅を鑑賞できます。
◆梅の見頃はいつ?
偕楽園の梅は、3000本・約百品種と豊富なことでも有名です。
その中でも白難波・虎の尾・柳川枝垂・烈公梅・江南所無・月影を、
昭和9年に水戸の六名木とし、美しさや香りには定評があります。
なお、偕楽園の梅の種類は豊富なために開花の時期がバラバラです。
そのため、冬から春先までにいろんな梅が楽しめるようになっています。
例えば。。。
開園時期の2月下旬には3000本のうち約半分くらいの梅がすでに開花しています。
そのなかの早咲きの1200本の品種においては見頃です。
また、水戸梅まつりの見頃と言えば、光の散歩道が開催される頃です。
光の散歩道は、3月上旬から中旬にかけて偕楽園本園で行われるライトアップです。
表門から孟宗竹林、好門亭にかけて陰の世界を抜け、
鮮やかに照らされる梅の花が楽しめるのです。
さらに夜・梅・祭というイベントにおいては、
ロウソクなどによるライトアップでより幻想的な世界が広がります。
◆アクセスと駐車場について
水戸偕楽園へのアクセスは、
JR常盤線・水戸駅で下車し、水戸駅北口偕楽園行きバスで約20分で到着します。
料金は230円です。
なお車でお越しの方のために全部で8ヶ所駐車場が用意されています。
イベントなどがない普段は無料で駐車できるのですが、
・桜山第一から第三駐車場
・桜川駐車場
・好文亭表門駐車場は
梅まつり期間は有料となります。
また土日に関しては大変混み合いますから、公共交通機関がオススメです。
水戸偕楽園の開園時間について
偕楽園本園は、
・6時から17時(2月20日から9月末日)
・6時から18時(10月1日から2月19日)
偕楽園本園を除く区域は24時間営業になっています。