春と秋に行われるお彼岸。
お盆と違って、
毎年日にちが少しズレますが、
いったいいつお墓参りにいけばいいのか?
困ってしまう人も多いでしょう。
◆いつお墓参りにいけばいいのか?
お彼岸は春分の日と秋分の日の前後3日間を指します。
この合計7日間のうち一回お参りをするのがお彼岸の基本です。
初日でもいいですし、春分の日・秋分の日の当日でも構いません。
もちろん、最終日でも大丈夫です。
地域や家の習慣によってお参りする日が決まっているなら別ですが、
基本的にお彼岸のお墓参りは厳密な定義はありません。
お彼岸の7日間であればいつでもお墓参りをして大丈夫なので覚えておきましょう。
◆何時くらいにお墓参りするの?
それでは時間としては何時くらいにお墓参りをすればいいのでしょうか?
これも地域や家の習慣によって違いはありますが、
基本は午前中になります。
午後でももちろん大丈夫ですが、
寺院や共同墓地の規則やルールによって異なるでしょう。
夜遅くになってお墓参りをする人はあまりいませんし、
夕方だとお墓の雰囲気が独特なものになっていきます。
そうした理由で午前中にお彼岸のお墓参りをするのが基本になりますが、
午後でもマナー違反ではありません。
自分の家のお墓がある寺院や共同墓地で、
いつお参りにいけばいいのか確認しておくといいでしょう。
◆必ずお彼岸にお墓参りをしなければいけないのか?
自分の家のお墓が家のすぐ傍にあればいいですが、
全ての人がそうだと限りません。
場合によっては家の墓が遠方にあり、
飛行機や新幹線を使わないとアクセスできない地方にある人もいるでしょう。
こうした場合は無理に休みを取るのではなく、
自分の家の仏壇などでお墓参りを済ませましょう。
重要になってくるのは、お墓参りをする形ではなく故人への気遣いです。
自分の仕事を絶対に休んでまで、
お墓参りをしなければならないルールはありません。
人によってはお彼岸にお墓参りをしない事も多く、
必ず実家のお墓に帰らなければいけない。
そういう考えではなくなってきています。
それでも故人への敬いは必要です。
実家のお墓に帰れなくて申し訳ありません。
そんな気持ちを添えて、
自分の家の仏壇や天に手を添えるのもいいでしょう。
お彼岸のお墓参りに行く気持ちも重要ですが、
亡くなった個人やご先祖様への感謝や大切にする気持ちを忘れず、
形だけの習慣にしないことが重要になります。
◆最後に
あまりお墓参りに来られない人は、
お彼岸に来た機会にぜひお墓掃除をしてあげましょう。
故人の好きだったものをお供えにして、
お墓をキレイに掃除してあげればきっと喜んでくれるはずです。