赤ちゃんに限らず、
小さな子供の目はキラキラとしていて本当にきれいですね。

ロマンティックなことをいえば社会や日常で、
何の毒にも侵されていない無垢な心がそうさせているのかもしれません。

それとも、これからの人生に輝く未来が待ち構えていて、
だから目がキラキラとしているのかもしれませんね。

一人の大人として、そう願いたいものなのです。

ですが、赤ちゃんや小さな子供の瞳がキラキラして綺麗な理由として、
ちゃんとした医学的根拠があることをご存知でしょうか?


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◆なぜ赤ちゃんの目はキラキラしているのか?



人間の眼球は大気や紫外線にさらされることにより日焼けしてしまいます。
結果、白目の部分が薄く汚れたり、色素沈着を起こしたりするんです。

つまり子供は年齢的にみると環境による刺激を受ける時間が、
大人よりも少ないということになります。

赤ちゃんは生まれたばかりですからまだ白目の部分が薄く汚れたり、
色素沈着を起こしたりしていません。

ですからクリアで黒目と白目の境界がはっきりしており、
キラキラと綺麗に見えるのです。


◆子供の白目の部分は青く澄んでみえるのはなぜ?



目の部分には白い部分と黒い部分があります。

そのうちの白目の部分は「強膜」。
その内側には「ブドウ膜」と呼ばれる組織があります。

・どうして子どもの白目の部分は青く澄んでみえるのか?

子供の強膜は薄いんです。
そのため強膜の内側のブドウ膜が透けて見えます。

この透けて見える「ブドウ膜」の色と形が、
フルーツのぶどうに似ているから子供の白目の部分は青く澄んでみえるのです。

しかし大人になるにつれ強膜の繊維が硬くなったり脂肪が付着したりします。
そうなると青く澄んだブドウ膜は透けて見えなくなるのです。


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◆子供の黒目はなぜパッチリなのか?



子供の黒目はなぜパッチリなのかなんですが、
 
・黒目は大人と同じ大きさ
・加齢による筋力の低下
・感情の変化
という3つの理由が考えられます。


・黒目は大人と同じ大きさ

黒目の部分は赤ちゃんと大人では大きさは変わりません。
しかし目の大きさは成長するに連れて大きくなっていきます。

ということは赤ちゃんの場合、
目が小さい時の黒目の占める割合は大きいということになります。

だから黒目が大きく見えるのです。


・加齢による筋力の低下

一般的に「黒目」といっているのは瞳孔(どうこう)といいます。

加齢とともに眼球は老化します。

特に10代後半から瞳孔を開く筋肉である「瞳孔散大筋」の働きが低下するため、
小さな子供に比べて瞳孔の開きが小さくなります。


・感情の変化

感情の変化でも瞳孔の開きが変化します。

楽しい時やリラックスしているときは、
副交感神経優位になり瞳孔が拡大しますが、
怒りや悔しさなどの感情でいるときは交感神経が優位になり瞳孔は収縮します。

見るものすべてがはじめての赤ちゃんや小さな子供の目がキラキラしているのは、
こういった理由も考えらます。

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