齟齬の意味とは、

・食い違うこと
・物事がうまくかみ合わないこと
・物事が食い違ってうまく進まないこと

などです。


相違とは、

・二つの間に違いがあること

です。

となると、どちらのの意味も「違い」となります。


じゃぁ「齟齬」と「相違」との違いはあるのだろうか?


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◆「齟齬」と「相違」との違いとは?





どちらも似たような解釈をしがちですが、
上の図でみると「齟齬」は、双方の間の話や意見がかみ合っていないことに対して、
相違の場合には、そもそもお互いの意見に違いがあることとなります。


ニュアンスの違いのように感じるかもしれませんが、
根本的には全く違うとらえ方をしているのです。

同じような例文に対して使ったものを挙げてみると
「双方の意見には齟齬がある」は、
論点がずれていて話し合いがうまくいっていないことを指しています。

「双方の意見に相違がある」だと
二人の間の意見に食い違いがあることがわかります。

言葉で説明すると難しい。。。ですね。
しかもこの解釈であっているかどうかもわかりません。

これはあくまで類推ですが、
「齟齬」と「相違」との違いの根拠として「類義語」と「語源」から考えてみました。


類義語と語源からみた「齟齬」と「相違」との違いとは?


◆類義語から見た違いについて



「齟齬」と「相違」はどちらも「違い」という意味があります。
では、類義語を見てみると。。。


「齟齬」では、
・協力するものと思われていた仲間の反対
・同意あるいは調和の欠如
・調和しない行為

などがあります。


「相違」では、
・異なる意見である
・異なっている
・似ていない性質

となります。


これらから類推するに齟齬は、
「本来であれば一致することが望ましい事柄が、うまく噛み合わないこと」

であり、相違の場合には、
「二つの間に差があり、同じではないこと、一致しないこと」となります。


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◆語源からみた違いについて



語源から見ると齟齬とは歯のかみ合わせがうまくいかない事となります。

つまり、
「本来であれば一致することが望ましい事柄が、うまく噛み合わないこと」
を示しています。

いっぽう「相違」では、相異なると書きます。
これは互いに違っていることです。

数学では、どの2つをとっても等しくならない。つまり全て異なるとなります。


◆最後に



意味の分からない言葉や読めない漢字などって結構たくさんありますよね。

さらに、その意味まで把握している人は少ないかもしれません。

本や新聞、ネットのニュースなどを読んでいるときに、
わからないような言語があったら、
その都度、調べる癖を用いたほうがよいのですが。。。

なかなか、そうできずに流してしまいますよね。

しかも今回は調べても具体的な違いについては類推の域を超えませんでした。

ほんとに難しいですね。

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