三回忌とは、故人が亡くなって満2年の法要を言います。
・告別式の場合
親族の他、友人知人等多くの人が参列してくれます。
・亡くなって一年目の一周忌の場合
親族や親しかった友人、隣近所の人等、法要に招待する人も限られてきます。
・二年目に当たる三回忌
三回忌ともなると、さらに招待客の範囲を少しずつ狭くしていきます。
ですから親族やごく親しい友人等に限られてきます。
三回忌の法要のおおまかな流れについてなんですが、
仏式なら僧侶による読経の後焼香をし、
その後で故人の思い出など語りながら会食するのが一般的です。
通常、上記のような感じで三回忌においては、
参加する人も限られ、また、法要後は食事会があります。
そこで、服装なんですけど、女性の場合どんな格好がふさわしいのでしょう?
◆女性の場合どんな格好が良いのでしょう?
・親族の場合
亡くなった後の法要は、
三回忌位までは施主やその配偶者は喪服を着るのが基本です。
女性の場合となると、
三回忌の服装は、親族なら正礼装の喪服又は準礼装が良いです。
洋装なら、夏でも肌をあまり見せないようなデザインがおすすめです。
たとえば。。。
ワンピースやアンサンブル、スーツの場合はインナーブラウスは黒です。
・親族でない場合
親族ではない場合には、濃いグレーや濃紺等ダークな色合いのもので良いです。
ただし、黒いストッキングを身につけて、
靴も黒、足先が見えるサンダル様の物は控えましょう。
また、殺生を想起させるので、革靴も避けた方がよいです。
◆身に付けるものについて
・アクセサリー、バッグ
アクセサリーは結婚指輪、一連のパールは良いです。
しかし、光物は避けましょう。
バックは黒い布製等で光沢のないものが適しています。
・数珠
もちろん仏式ならば、自分の宗派の数珠を持ちます。
一般的に数珠は正式には宗派によって少し形等がちがいます。
各宗派それぞれに定まった形が存在しているのです。
しかし、女性の場合には、
どの宗派でも共通のものとして真言宗用のものが用いられます。
それが八宗兼用数珠と呼ばれているものです。
「八宗兼用数珠」につきましては、
いずれの宗派の人であっても使用することができる108玉の本式数珠になります。
ですから、これから結婚して家がかわる可能性がある未婚の女性は、
真言宗用のものを一つ用意しておくのも良いかもしれません。
◆和服の場合はどうなの?
和服で出席する場合には、
色彩は濃紺やダークな地味目で、
そして無地の三つ紋又は一つ紋の付いた着物がお薦めです。
黒地の帯を締め、帯揚げ、帯締め等黒で統一します。
地方によっては白い丸ぐけの帯締めというところもあります。
襟も白で白い足袋に黒い草履と黒いバックを持ちます。
着物の場合は結婚指輪以外、アクセサリーはつけません。
バックは洋装の場合と同様に布製の光沢のないものを持ちます。
ただし、法事の場合には地域や家の慣習によって異なることがあります。
ですから最終的には施主や親に相談して決めるのが賢明です。