親ならば子供のことを考えれば、あるレベル以上の学力を持って欲しいと感じます。
子供の学力には何が必要なのでしょう?
親が自ら本の読み聞かせをしたり、
たくさんの事を教えてあげたりすべきなのでしょうか?
だけれど、往々にして感じるのです。。。
親がいくら努力してもなぁと。
もしくは努力の方向性が違うのではないだろうかと。。。
今話題になっていることがあります。
子供の学力アップに役立つものとしてメタ認知能力を高める方法というのが。
◆メタ認知能力とは
メタ認知能力というのは、
metaという今の自分よりもひとつ高いところ目指す、
自分を客観的に見て足りない部分や弱点を受け入れるという意味も含まれています。
つまり自己分析をして、
悪いところを改善し、
良いところを伸ばせるようにする方法です。
◆メタ認知能力が高い場合と低い場合
メタ認知能力には個人差があって、
メタ認知能力が低い人は自分自信を分かっていないので、
空気が読めない人になりやすい傾向があります。
逆に、
メタ認知能力が高いと
自分を冷静に分析できるので、
人との違いなども理解して人付き合いも上手にできます。
学力だけではなく、コミュニケーション能力にも左右するのがメタ認知能力です。
◆メタ認知能力を高める方法
大人でも難しい面はありますが、
これをうまく利用できれば子供にとってのメリットも増えます。
メタ認知能力を高める方法としてオススメなのは、まず自分を理解する事です。
1日にあった事や感じた事を簡単でいいので、日記にしてみましょう。
毎日日記を付ける事で、自分の行動や人間性を客観的に見る事ができます。
今までは当たり前に思っていた事が、
他の人にはそうではない事にも気づければその子にとっての大きな一歩です。
失敗をしても、
それを責めたり叱ったりせず、
なぜ失敗したのかを一緒に考えてあげます。
ミスをした原因がわかれば次から注意もできますし、
繰り返さないために何をしたらいいかを少しずつ学んでいきます。
ミスをするのは誰にでもある事ですが、
繰り返さないようにするには、
どうしたらいいか自分で考える事がメタ認知能力アップにつながります。
◆想像力が養えます
メタ認知能力の、もう一つの意味として、
高いところから自分を客観的に見るという意味もあります。
この場合は
頭の上から自分を見下ろしているところをイメージするとわかりやすいです。
自分を見下ろすというのも最初はイメージしにくいのですが、
例えば。。。
天井に張り付き下を見ているイメージにすれば、
わかりやすいので子供にも理解できます。
空想でもその様子を具体的にイメージする事で、想像力が養えます。
◆まとめ
元々の学力や知能は個人差も大きいのですが、
メタ認知能力に関しては低くてもトレーニングをすれば鍛える事が可能です。
メタ認知能力が高いと進学したり就職したりする時にも役立ちます。
メタ認知能力が低いからと諦める必要は無く、
周囲の大人が正しい方向に導いてあげれば、それが学力アップにもつながるのです。
子供と一緒にお父さんやお母さんも挑戦してみましょう。