仏教では死去されてから七日置きに法要があるのですが、
この期間が四十九日間となっていて、
この期間の七日置きに生前の裁きを受けると言われています。
その最後の裁きが四十九日目となっています。
ですから一番初めが初七日。
二七日(ふたなのか)
三七日(みなのか)
四七日(よなのか)
五七日(いつなのか)
六七日(むなのか)
七七日(なななのか)
という具合に続いています。
日数は二七日の場合2×7=14日となります。
ですから七七日忌(なななのかき)とは四十九日の事なのです。
で、この七七日忌なんですけど、
「のし」の書き方はどうすればいいのでしょう?
◆のし袋には、なんと書けばいいでしょうか?
仏教では四十九日が経過すると、のしの表書きが変化します。
四十九日以前は「御霊前」といった表書きを用いますが、
それ以降になると表書きが「御仏前」または「御佛前」に変わります。
ですから七七日忌(なななのかき)である四十九日の場合ですと、
のしの書き方は「御仏前」または「御佛前」と書きます。
ただし浄土真宗の場合は、
四十九日前である場合でも「御仏前」と記入しています。
ちなみに水引の色なのですが、
関西では四十九日が経過すると黄色と白色に変わりますが、
白黒でももんだいはありません。

◆香典はいくら位包むのが相場なのでしょう?
七七日忌(なななのかき)である四十九日の、
のし袋の表書きは「御仏前」だとわかりましたが、
では、その香典の金額の相場はどれくらいなのでしょう?
親族の場合ですと一人あたり1万円から3万円になります。
友人知人の場合ですと5千円から1万円になります。
◆服装について
服装については、お葬式同様に礼服(喪服)です。
「男性の場合」
ブラックフォーマル
黒ネクタイ
白いワイシャツ
黒い靴下
黒い靴
光る金属類は身につけないようにしましょう。
「女性の場合」
黒のワンピース
黒のスーツ
肌の露出は避けましょう
「子供の場合」
学生なら制服
制服がない場合は黒系の服で構いません。
なるべく明るい色でない服装が好ましいです。
◆まとめ
七七日忌(なななのかき)においての香典の表書きは
「御仏前」または「御佛前」と書く。
香典の金額の相場は1~3万円
服装はお葬式の時と同じ「喪服」
という感じになります。
気持ちが大切だとはいうものの、
やはりマナーというものがありますからきちんと知った上で準備しましょう。