花粉症の若年齢化が拡大していると言われ、
この先も花粉症の子供が多くなるということが想定されています。
しかし子供自身にとって花粉症の自覚というものはあまりなく、
花粉症であることは母親なり親が子供のしぐさをみて気づく事が多いのです。
花粉症であることのサインとして最も多く見られるのが目のかゆみ。
つまり。。。
子供の花粉症の症状で多いのが目のかゆみなのです。
「目のかゆみに効果的なのは目薬です。」
忙しい親御さんの中には市販されている目薬で、
子供の花粉症を改善させようと思っている人も多いでしょう。
とはいえ、ドラッグストアーにはいろいろな種類の目薬があります。
どんな目薬を選べばいいのでしょうか?
◆大人用と子供用について
まず、目薬選びで最初に目にいくのは「子供用」という言葉。
通常一般的に薬といえば「何歳以上は何錠」という感じになり、
大人用と子供用はしっかり区別されています。
ですから当然目薬においても気になる点は「子供に使えるかどうか」になります。
普通考えると大人用の目薬は子供に使うとまずいと思いますよね。
ところが。。。
市販されている目薬の使用方法・使用量には、
一般的なお薬のように子供用の基準はなくので大人用も子供用もないのです。
「えっ!!じゃぁ市販されている子供用目薬は何が違うの?」
一番の違いは目にしみるかどうかです。
ですから、基本的に痒みや炎症を抑える成分は変わらないのです。
また安全性においても問題はありません。
ですが大人用の目薬は子供に使うことはしないほうが良いです。
目薬の最初の印象はとても大事です。
目に入れるものですからね、ただそれだけで恐怖感が伴います。
そこへきて目にしみる成分があると。。。目薬は嫌い。。。となりますから。
子供が使ってもしみない目薬を購入するようにしましょう。
◆どんな目薬を選べばいいのでしょうか?
次に注意してほしいのが、
目薬は症状において求めるものが違うという事です。
・目の疲れ
・ドライアイ
・痒み
・充血
・炎症
・プールの後の眼病予防
おそらく使用方法の記載の欄に書き手あると思うのですが、
症状によってそれに特化したものや、
オールマイティに効果が得られるものまで様々です。
今回は花粉症によるアレルギー反応で目に痒みを感じるということなので、
目のかゆみに対して子供向けの
抗アレルギー処方目薬を選んでください。
といってもよくわからない。。。となりますよね。
そういった場合には、きちんとドラッグストアーの薬剤師さんに相談し、
適切な子供用目薬を勧めてもらいましょう。
◆最後に
とはいえ、
基本的にドラッグストアーで購入する目薬はその場しのぎと考えましょう。
市販薬の目薬で子供の花粉症を改善するのではなく、
眼科や小児科で診断し、花粉症の症状を改善する必要が出てきます。
きちんと小児科や耳鼻科の先生に相談し解決策を求めたいですね。
小児科や耳鼻科できちんと症状を和らげる藥を処方してもらうのが効果的です。、
それと同時に生活習慣が正しいかどうか見直してみるのもいいでしょう。
規則正しい生活習慣になっているか?
栄養バランスが考えられた食事を取っているか?
最近の子供は塾に夜遅くまで通ったり、
パソコンやスマートフォンで目に負担を感じている子供が増えています。
そうした生活習慣が花粉症になりやすい身体を作っていると考えられます。
子供の目のかゆみは放っておくと悪化する場合があります。
花粉症の時期が近付いたら、親御さんは子供の目に注意してあげましょう。