京都にある天龍寺は世界遺産でもあり、
曹源池庭園という
国史跡特別名称第一号にしていされた庭園を有する観光スポットです。
そして、庭園の周りは紅葉で囲まれているので、
京都嵐山を借景にした紅葉スポットとしても高い人気を誇っています。
桂川中ノ島から渡月橋を渡り、北へ向かっていくと天龍寺の門が見えてきます。
この周辺には、歩いていける観光スポットがたくさんあるので、
1日あっても時間が足りないこともありますから、
見逃さないように上手にコースを組み立てて散策を楽しみましょう。
・天龍寺の楽しみ方
世界遺産の天龍寺の魅力といえば、やっぱり美しい景観を誇る曹源池庭園でしょう。
曹源池庭園は夢窓国師によって作られた庭園で、
室町時代の面影がそのまま残っている希少な回遊式庭園です。
嵐山や亀山など自然を借景としてデザインされた曹源池庭園は、
中央にある曹源池を巡るように設計されているので、
巡りながら楽しむのがお勧めです。
お寺や庭園はエンターテイメント性はありませんが、
その代わり見方によっていろいろなものを自分の心に感じることができます。
白い砂と緑の芝のコントラストを楽しんだり、
紅葉を配した借景や曹源池に映り込む様を楽しむなど、
普段は観られない風景や古都の美しさ、
タイムスリップしたような感覚を味わえるのが天龍寺の楽しみ方であり醍醐味です。
特に紅葉は季節によって様々な表情を観せてくれるので、
秋はもちろんですが
新緑の季節などシーズンごとに表情が変わるのも天龍寺の魅力です。
・天龍寺周辺の観光スポット
天龍寺は最寄り駅の嵐山駅から少し歩きますが、
その途中にコマーシャルなどでもよく見る渡月橋があります。
数年前にはゲリラ豪雨の被害を受けたことでも有名な橋ですが、
現在は復興も終わって以前と同じ佇まいとなっています。
嵐山公園の中にあるので渡月橋を楽しみながら、
同時に亀山や中ノ島などの紅葉を楽しめる趣のある人気スポットです。
渡月橋から天龍寺を周ったら、
次に観ておきたいのが野宮神社です。
源氏物語の賢木の巻にも描写されている静かで厳かな佇まいを持つ野宮神社は、
天皇陛下の御即位式で建てられる
大嘗祭と同じ黒木鳥居と小柴垣に囲まれている聖地です。
伊勢神宮に仕える斎王が身を清めた場所としても有名で、
寺内には願い事をしながら撫でると叶うと言われる神石もあるので
是非立ち寄ってみてください。
また、
少し足を延ばせば嵯峨野の景色を一望できる常寂光寺、
釈迦如来と阿弥陀如来を本尊とする二尊院など、
京都の自然や歴史を感じられる観光スポットがあるので
日常とはかけ離れた空間を味わってください。