病は気からと言われる事がありますが、心と体は密接な関係です。
これはどんな病気にも言えることですが、うつ病にも当てはまることです。
ですから精神的なダウンなどといった症状が現れると、
体の具合までもおかしくなるというのが、うつ病の特徴だと言えます。
そういった特徴から、うつ病の症状としては大きく分けて、
・精神症状
・身体症状
といった2種類があるんです。
これらは具体的に、どのような症状であり、どのような行動になるのでしょう?
◆精神症状とはどんな症状なの?
代表的な症状につきましては、
「気持ち」「熱意」「考え方」の3つの要素で現れます。
「気持ち」
・気分的に憂うつに見舞われる。
・意味もなしにもの悲しい気持ちになる。
・孤独を感じる。
・自分自身が無意味な存在に思える。
・恐怖や焦燥感に襲われて苛立ちを覚える。
・感情がなくなる。
・死んだほうがましだと思う。
「熱意」
・なにもしたくない。
・実行力や注意力が消え失せる。
・他人と顔を合わせたり会話したりすることがわずらわしくなる。
・好きな事などに対してもやり気がしない。
「考え方」
・頭の中がパッとしない。
・思考がまとまらない。
・集中する力が消失する。
・決断する力や判断能力が下がる。
・リアクションが遅れてしまう。
・マイナス的な妄想に襲われる。
◆身体症状とはどんな症状なの?
うつ病は精神症状を発端にして身体的な不具合をも発症します。
うつ病の身体的な症状として特徴的なことは、
・睡眠障害
・疲労感
・倦怠感
なんですけれども、それ以外にも色々なものが見られます。
・食欲不振
・立ちくらみ
・耳鳴り
・喉や口が乾く
・味覚の不調
・首や肩のこり
・腰やお腹が痛い
・胃の不快な感じ
・下痢や便秘
・おしっこが近くなる
・性欲がなくなる
・生理不順
◆うつ病にが疑われるであろう行動とは?
うつ病の症状が現れることでの行動パターンとしては、
・動きが鈍くなる。
・口数が希少になる。
・声がちっちゃくなる。
・落ち着いて静かに座っていることができない。
・イラついて貧乏揺すりを行なう。
・仕事の効率が悪くなる。
・他人の言う事が即座に認識できない。
・朝起きることができない。
・身の回りの人やものなどに当り散らす。
こういった行動は普段はしない行動が多く見られます。
というのも感情的な行動のコントロ-ルが上手くできない状態になるからです。
◆最後に
うつ病の症状の発生の形においては、
上記のようにたくさんのタイプが見られます。
こういった症状は誰しもが経験する落ち込みや不安というものでもあります。
ですが、こういった症状が2週間以上持続する場合には、
うつ病のおそれがあります。
そのような時は精神科あるいは神経科で診てもらうことをオススメいたします。
うつ病は早い段階で手当てを受ければ、
思っている以上に治癒可能な病気なのですが、
放っておくうちに、こじらせて深刻な病気へと推移していくのです。