スーパーのお砂糖売り場を見ていると、
様々な○○糖が売っていて迷ってしまった経験がある方は少なくないと思います。

・黒糖
・上白糖
・てんさい糖
・グラニュー糖
・オリゴ糖
・三温糖
・きび糖
・和三盆

という感じで、よく見ると、
使用している素材が違うものや色が違うものがあります。


また

・角砂糖
・粉砂糖
・氷砂糖
・液糖

と形の違うものなど種類は様々です。


味は同じか?
何か違いはあるのか?
今自分の使いたい用途にはどの砂糖が適しているのか?

パッケージを見るだけではよくわからないこともあります。


そんな中、グラニュー糖と砂糖(上白糖)の違いってあるんだろうか?
ホントは同じなんじゃないの?






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◆グラニュー糖と砂糖の違い



喫茶店などでよく見るさらさらした砂糖はグラニュー糖であることが多いです。

同じくコーヒーについてくるスティックシュガーも、
グラニュー糖であることが多いです。

ご家庭でよく見る上白糖、いわゆる砂糖と比べると、
見た目も少し違うことはなんとなくお気づきかと思います。

ですので上白糖とは別の種類の砂糖となり、それぞれに特徴があります。


グラニュー糖と上白糖の違いとは

・形(大きさ)
・質感
・味
・価格
・使用用途

となります。


◆形(大きさ)が違う



原料は砂糖と同じサトウキビです。
しかし精製の度合いが違います。

つまり形(結晶の大きさ)が違ってきます。
結晶の大きさはグラニュー糖の方が大きくて上白糖の方が小さくなります。


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◆質感が違う



次に質感が違います。

グラニュー糖はコーヒに入れる際にサラサラですよね。
それに対して上白糖は転化糖(てんかとう)といってさらに甘味料を加えます。

この転化糖(てんかとう)は水分を含みやすいので、しっとり感が出るんです。

そうすることで質感が変わるのです。


◆味が違う



さらに転化糖(てんかとう)を加える事でちがいが生まれます。
それは甘みです。

転化糖(てんかとう)を加えたほうが甘くなるんです。
ですからグラニュー糖よりも上白糖のほうが甘いのです。




◆価格



そして次の違いは価格です。
まず売り場をみると価格差があることに気づきます。

一般的な砂糖である上白糖と比べた時、
グラニュー糖のほうが多少高額なことが多いですが、20円30円程度の差です。


◆特徴による使用用途の違い



上白糖

・しっとり
・甘みが強い、コクがある
・焦げやすい

グラニュー糖

・サラサラ
・甘みあっさり、淡白

上白糖とグラニュー糖は味わいや性質が違うため、
それぞれ適している用途も違います。

グラニュー糖のほうは非常に溶けやすいため、
コーヒーや紅茶に入れる場合に非常に適しています。

また、上白糖にくらべて淡泊な甘みが特徴です。

お菓子作りに使う時は、上白糖は比較すると甘味が強いため、
しっかりとした味をつけたい和菓子などには上白糖が向いています。

逆にサクッとして繊細な味つけにしたい場合や、
溶けやすさを求めるものを作る時はグラニュー糖が向いています。

クッキーなど洋菓子に向いています。

日本料理に照り焼きなどがありますが色が付いてますよね。
つまり上白糖は日本料理に多く使用されています。

というか西洋の砂糖はグラニュー糖で、
日本では上白糖を使ってきた歴史があるんです。

だから洋菓子系はグラニュー糖で和菓子系は上白糖なのです。

それぞれに溶けやすさや性質の違いがあるので、
選ぶ際は上記のことを頭にいれつつ購入すると快適に使用できて、
おいしい料理やお菓子、お茶を楽しめると思います。


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