ローストビーフは中心部が赤色になっているものなのですが。。。
とはいうもののどうしても生焼けが心配ですよね。
基本的に牛肉というものは、他の豚肉などと違って、
肉の内部にまで細菌が入り込んでしまうことはないと言われています。
そのため、表面だけしっかりと焼いてさえあれば、
生でも食べることができると言われています。
実際、ステーキなどは注文時において焼き具合を尋ねられます。
その時に焼き加減でレアを選択すると、
肉の中心部が生の状態のままで調理されて運ばれてくることになります。
それはごく一般的な調理方法です。
しかし。。。いくら中身が赤くても大丈夫だと言われても、
自宅で作ったローストビーフなどの場合にはちょっと心配になってしまいますね。
たとえ、レシピ通りに作ったとしても、
レシピと実際に自分が作るローストビーフでは、
肉の大きさや調理器具の温度が全く同じということはありえません。
そんな不安をなくすためにはどうすればいいのでしょう?
◆自分で焼けているかどうかの判断はできるの?
自分で焼けているかどうかの判断ができるようにしておく方が良いでしょう。
とはいうものの、どのように判断するのか?
確かに、ローストビーフを切ってみれば色や肉汁でわかります。
しかし、食べるまでに時間があるような場合には、
すぐに切ってしまうとせっかくの肉汁やうまみがなくなってしまいます。
じゃぁ、切らずに中身を確認する方法はあるのだろうか?
切らずに中身を確認するためには、
できあがった時点でローストビーフに金串を刺してみましょう。
まず反対側まで突き刺します。
その後すぐに肉の半分ほどにまで金串を引き上げます。
そのまま10秒ほど待ってから金串をローストビーフから引き抜きましょう。
引き抜いた金串に対して、気を付けて唇に当ててみましょう。
この時に金串が冷たいと感じるようであれば、
まだ肉の内部にまで熱が通っていない生焼けの状態だということになります。
温度的には温かいと感じるくらいが、ちょうど良いと言われています。
逆に、熱いと感じてしまった場合。
それは焼きすぎの状態になってしまっている可能性があります。
もっとも確実な方法としては、
肉の中に差し込んで温度が測れるタニタなどのスティック温度計が便利です。
ちなみにローストビーフの中心温度はレアで50度です。
![]() タニタ デジタル温度計 料理用スティック温度計 TT-533【RCP】 |
◆再加熱の方法はどうすればいいの?
金串をさしてチェックする事で、
ローストビーフが生焼けだったと判断した場合。
もう一度加熱することで中まで火を通すことができます。
・焼き目を付けたくない場合
これ以上焼き目をつけたくない場合。
ローストビーフをサランラップできっちりくるみます。
そうしておいて密封できる袋(ジップロック)などに入れて湯せんします。
ただし、公式HPにおいて、
ジップロックは湯煎できないという注意書きがあります。
ですからジップロックを使用する場合は、直接鍋に触れないように、
編みザルにて湯せんしてください。
あくまで自己責任ですけど。。。。
・焼いても問題ない場合
焼き目をつけても構わない時には、
フライパンに入れた後5~10分ほど蒸し焼きにします。
・電子レンジを使用する場合
電子レンジも使うことができます。
一度に電子レンジで長時間加熱すると火が通りすぎてしまう可能性があります。
ですから10秒程度の短い時間の加熱を行って都度様子を見ます。
まだ火が通っていないようでしたら、
お肉の方向を変えて、さらに10秒ほど加熱します。
それをを繰り返すようにします。